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2007 AUTOBACS SUPER GT Round2
OKAYAMA GT 300KM 岡山国際サーキット
予選レポート

 スーパーGTは2戦目を迎える。岡山国際サーキットを舞台に、公式予選が4月7日行われた。この日は曇り空に覆われ、肌寒いコンディション。YOKOYAMA ADVAN UEMATSU 320R(カーナンバー♯83、以下♯83)は、新チーム結成後2度目の戦いに挑む。午前の予選一回目が10時25分に開始される。しかし、このとき♯83の姿はコース上にはなかった。

 前日の練習走行の際の出来事だった。午前の一回目、まず植松がコースインし走行。そして阪口にチェンジする。この時、阪口はマシンのフィーリングに確かな好感触を得ていた。まだ2戦目ということで、トップと戦えるところまでマシンの熟成は進んでいない。しかしこの岡山は、低速コーナーが連続するコース。今のところストレートスピードでライバル達に遅れをとっているVEMAC320Rだが、この調子であれば太刀打ちできるという予感が阪口の頭を過ったのだ。そして再び植松に交代。決勝に照準をあててセッティングを進め、その成果にチームも自信を深めていた。植松はチェッカーまで走行を続け、チェッカーが振られたことを確認するとセッションを終了。スロットルを緩め、1コーナー手前にさしかかるとブレーキングをしようとした。その時マシンに異変が起きる。「ブレーキが反応しない」。植松は何度もブレーキをふむ。しかし反応することはなかった。いよいよコーナーがせまる。しかしマシンはコントロール不可能、クラッシュはもう避けられない。あとは故意にマシンをスピンさせ、クラッシュを最小限に食い止めるしか術はなかった。とっさの判断だったが、マシンをなんとかハーフスピンさせることには成功。そしてリアから激しくタイヤバリアに激突した。マシン、ドライバーは大きな衝撃を受けた。
 ドクターカーが♯83のもとに駆け付ける。植松に怪我はなかった。頭をロールバーに強打していたため、念のために病院で精密検査。幸い異常は見られなかった。しかしマシンの方は大破し、大幅な修復を余儀無くされる。ところが、開催が岡山だったことが災いし、パーツを手配することは難しい。こうして、チームはこの日の公式予選出走を断念せざるを得なかったのである。
 そして、♯83のいない第2戦の公式予選が終了。ポールポジションはプリヴェKENZOアセット紫電が獲得した。

◇コメント

◎横山監督
「なんとか今日走らせたかったのですが、これがレース。非常に残念ではありますが仕方がないですね。ここは“我慢”するしかないんでしょうね。こういう経験が後で生きてくるのかもしれないし。ドライバーに怪我がなかったのが不幸中の幸いです。第3戦の富士で、今回の分まで頑張りたいと思います。」
◎阪口
「昨日、僕が乗った時は最初からマシンのフィーリングが良かったので、キャンバー角を調整したりしていい方向にセッティングも進んでいました。開幕戦よりいい感じだったし、トップ10入りの可能性も充分あったので残念です。何よりもドライバーにとっては、“走れない”ということが一番悔しいんですけどね。今日、たくさんの方が応援に来てくれたということもありましたし。次の富士は全開で走りたいと思います。」
◎天本チーフメカニック
「GT300を担当するのは今季が初めて(昨年まではGT500チーフメカニック)なので、まわりのことも含めまだ把握できていない状況ですが、♯83はマシンも悪くないし、ドライバーもいいコンビだと思います。VEMACは、シャーシはいいようですが、エンジンが一発の速さを出すには適していないようです。でもレースでは強い。そして何よりタイヤにやさしいマシンです。ドライバーもチームも、もう少し慣れてくれば結果を出すことができるようになるでしょう。次の富士に期待してください。」




2007 AUTOBACS SUPER GT Round2
OKAYAMA GT 300KM 岡山国際サーキット
決勝レポート

 SUPER GT第2戦は、岡山国際サーキットで決勝の日を迎えた。前日の雨も上がり、レース開始の時刻が近づくにつれ陽がさしはじめる。絶好のレース日和である。しかし、YOKOYAMA ADVAN UEMATSU 320R(カーナンバー♯83、以下♯83)は、金曜日の練習走行時のブレーキトラブルによるアクシデントによりマシンを大破。グリッドにつくことはかなわず、チームはピットからライバル達だけで争われるレースを見守った。

 レースは序盤から、予選3番手の♯62WILLCOM ADVAN VEMAC408Rや4番手の♯43 ARTAガライヤらにアクシデントが発生したことで、波乱の展開。しかし、ポールスタートの♯2プリヴェKENZOアセット紫電、2番手の♯101 TOY STORY apr MR-Sの2台はレース開始から抜け出し、トップ争いは最後までこの2台によるマッチレースとなる。
 そしてピットインを先にすませていた♯101は、♯2のアウトラップを狙いオーバーテイク。そのままゴールし、今季初優勝を飾った。2位はそのまま♯2。3位には♯26ユンケルパワータイサンポルシェが、9番グリッドから上がった。

 歓喜があふれる表彰台、疲れきった敗者の後姿。それらを見つめる♯83のチームスタッフの表情には、悔しさがにじみあふれていた。それはそうだろう。オフから開幕戦、そして第2戦とマシンを熟成させてきたその成果が、わずか一瞬の出来事で水泡に帰したのだ。落胆を隠すことはできない。
しかし戦いはあと、7戦残っている。チームは第3戦の富士に向け、動き出さなければならないのだ。約3週間のインターバル。メカニック達は徹夜続きの日々が続くことだろう。しかしこの経験が糧となり、さらに強固であるマシンをつくり上げることができれば、今後どんなトラブルにも動じない不屈のチームが出来上がる可能性も秘めている。また、目標がひとつになったことでチームの団結も、より硬くなるだろう。第3戦の富士では、“生まれ変わった” YOKOYAMA ADVAN UEMATSU 320Rが見られるのかもしれない。
富士は、2002年にVEMAC 320Rがデビューウィンを飾った、縁起のいいサーキットでもある。YOKOYAMA ADVAN UEMATSU 320Rの復活の日は、3週間後に迫る。

◇コメント

◎植松
「レーシングドライバー人生の中で、最大のクラッシュだったのでショックは大きかったですね。でも、もう次の戦いは迫っています。クラッシュによる影響、特に“ブレーキが利かない”というメンタル面のフラッシュバックをしっかり克服するために、このインターバルはメンタルトレーニングに励みたいと思います。プライベートでしっかりサーキットを走り込んで、万全の状態で第3戦の富士には行きたい。あまり時間はないですが、マシンの方もチームの優秀なチームスタッフの手によって、不安がなく全開で走れるマシンに蘇っていると思います。今回はファンのみなさんに走る姿すらお見せすることができなくて大変申し訳なく思っています。ヘルメットが割れる衝撃があったにもかかわらず、体の方は首の捻挫以外ほぼ無傷という強運を元に富士500kmレースでは上位入賞を狙います。ぜひ期待していてください。」

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